数年前のこと……
両親や親戚のおじさんおばさん、親しい友人から入学祝いをいただきました。
お返しには何をしたらいいのか。
どんなものを贈ったら喜んでいただけるだろうか。どんなことをしたら喜んでいただけるだろうか。
当時はずいぶん考えていろいろと調べました。
同じことで悩んでる方もいらっしゃるでしょう。
当時いろいろ調べたことや経験したことをご紹介いたします。
入学祝いのお返しはそもそも必要なの!?
当時いろいろ調べた結果
入学祝いのお返しは必要ないです。
理由は……
入学祝いは子どもがいただくものですね。子どもは働いていませんのでお祝いのお返しを買うことができません。ということです。
お正月に子どもがお年玉をいただいて、そのお返しをしないのと同じ理由ですね。
また入学祝いは本来は身内でするもの。身内でするものだからお返しは必要ないということです。
ただお返しは必要ないけれど、お礼は必要ですよね。一般的にはお祝いをしていただいた方に電話をしてお礼を言い、途中で子供に電話をかわってお礼を言わせる。これが一般的です。お祝いをした方もお祝いをしたことに相手が反応しお礼を言ってくれたことがうれしいのです。
でもでも……
身内でするものだからお返しは必要ないというものの、身内だからこそお返しをしないと何か気まずい感じになりはしないだろうか。
お返しをしないと「気配りが足りない嫁」とか思われないかな~とか考えたりもしますよね。
その場合は地域や親族内でのしきたりやルールにしたがって行動しましょう。
ではお返しをする場合はどんなものがあるのか、世間の相場はどうなのでしょうか。
お返しの相場はこれだ!
入学祝いのお返しを内祝いといいますが、内祝いは3分の1~半返しの贈りものが一般的です。
例えば……
・お菓子、スイーツなど食べ物
・お茶、紅茶、コーヒーなど飲み物
・洗剤、タオル、しょうゆ、サラダオイルなど日常消耗品
・商品カタログ
・商品券、ギフトカード
ただ両親からの入学祝いは結構な金額なので、その3分の1~半返しとなるとこれまた結構な額のお返しになりますね。
両親つまり子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃんにとって目に入れても痛くない孫にお祝いを贈ります。私の子どもが幼稚園に入園、小学校に入学したときに両親からお祝いをいただきましたが、私の母親が「お返しはいらないよ。かわいい孫にお祝いしただけだから。でも親戚のおじさんやおばさん、兄弟、お友だちからお祝いをいただいたのならお返しをしなさいよ。」と言ってくれました。
母親のアドバイスどおりにおじさん、おばさん、兄弟、お友だちにはきちんとお返しをしました。
両親には大好きなお菓子(両親ともおかきが大好きなんです)と子どもがつたない字でお礼のお手紙を書きました。
もしご両親が近くに住んでいらっしゃるのならば、自宅に招いて食事会というのもありですね。また入学式の写真を渡すのもいいですね。
お返しはいつするのか
お返し(内祝い)は入園式・入学式が終わって1か月以内を目安にしましょう。できれば1週間~2週間がベストです。
包装は紅白の蝶結びの水引を使用し、表書きは「入園内祝」「入学内祝」とし名前のところは子どもの名前です。
直接手渡しできればいいのですが、お祝いを贈ってくださった方が遠方に住んでいらっしゃる場合は郵送になりますね。その場合は内祝いを送ったことを連絡しましょう。そのときはお子さんからも「ありがとう」のひとことがあると相手の気持ちもうれしくなるでしょう。
普段はなかなか会えないからと親戚が集まるお正月に入学祝いをくださる方もいらっしゃるかと思います。その場合は入園・入学まで待つと期間が空きすぎますから、入園・入学前にお返しをしても大丈夫です。マナー違反ではありません。
【入園・入学祝いのお返し】のまとめ
・基本的に入園・入学祝いのお返しは必要ありません。
・地域や親戚のしきたり、ルールにしたがいましょう。
・入園・入学祝いのお返し(内祝い)をする場合は、相場はお祝いの3分の1~半返しです。
・お返しは入園式・入学式~1か月以内にしましょう。
・お返しをしない場合でも電話やお手紙で「お礼」はしましょう。