「宿題をやらなきゃいけないことはわかっているんだけど,やる気が出ない。」
「夏休みの宿題のやる気がまったく出てこないんです」
「宿題のやる気を出すにはどうしたらいいですか。」
こういう悩みを持つ小学生,中学生,高校生は多いですね。
また,現役のオンライン家庭教師,塾の講師をしている私は,保護者様からも「子どものやる気を出させるにはどうしたらいいですか」といった学習相談もこれまでたくさん受けてきました。
高いハードルになっている『宿題をやる』ということが意外にもちょっとしたことでハードルが低くなります。
それは何なのか。
これまでの体験を踏まえてお伝えいたします。
あなたのお役に立てば,とても嬉しいです。
最後までご覧ください(#^.^#)
やる気を上げないこと
宿題のやる気が出ないことを解決するには,
結論を先に言いますと『無理にやる気を上げないこと』です。
こんなことを言いますと,「何言ってるの?やる気が出ないと宿題ができないじゃない。」とお思いでしょうが,大丈夫です。
そんなにやる気がなくても宿題はできます。
なぜ『無理にやる気を上げないこと』が重要なのかと言いますと,理由は簡単です。
やる気を上げるとやる気が下がるからです。
やる気が下がっている時,
やる気が下がってしまった時に
行動が止まってしまいます。
つまり,宿題をやらないという最初の状態に戻ってしますのです。
なので,必要以上にやる気は上げない,
無理にやる気を上げないことが行動を進める要因です。
グラフで表現するとこんな感じです。
必要最小限のやる気だとこうなります。
↓
やる気がなくても宿題は出来る!
宿題をする原動力を”やる気”にするのではなく,
宿題をする原動力を”習慣”にしてしまうと
スムーズに進みます。
たとえば,毎日こつこつと宿題や勉強をしている生徒もたくさんいます。
毎日,勉強している生徒に「なぜ毎日,勉強できるの?」と質問すると
「いやぁ,やる気があるからです」と答える生徒はまずいないでしょう。
おそらく,
「来月,テストがあるから。」
「受験生だから,あたりまえじゃん。」
「勉強しないと親に怒られるから。」
こんな答えが返ってくると思います。
つまり,毎日こつこつと勉強している生徒にとって,宿題や勉強をする原動力は”やる気”ではなく,”習慣”になっているんですよ。
あなたは朝,歯磨きをしますよね。
朝起きたときに,
「今日はやる気がみなぎっているぞ。だから今から歯磨きするぞ」と思って歯磨きしているわけではないですよね。
まだ,眠たくてしようがないけど,淡々と歯磨きしているはずです。
つまり,歯磨きが習慣になっているわけです。
宿題をやるのも,勉強をするのも『習慣だからする』という状態を作ると鬼に金棒です。
じゃ,その習慣をどうやって身につけるのか。
コツは何なのか。
実際に毎日こつこつ宿題をしている,勉強している生徒の例を見ていきましょう。
今日からでも今からでもすぐに実践することが出来ます。
試してみてください。
ほんのちょっとのやる気を出す方法5選
➀小さく始める
たとえば,教科書や問題集を開いて,
『今からこのページの大問1は(1)~(6)まであるけど,半分の(1)~(3)をしてみよう。』というふうに小さなことから,こつこつと始めます。
すると,ほとんどの場合,(1)~(6)まで全部すると思います。
『あれ,意外と進んだ』と思うはずです。
それから,やり始めのときは全体を見ないことです。
全体を見てしますと,「うわぁぁぁ,全部で10ページもあるぅ( ;∀;)」とやる気やテンションが下がりますから。
②とりあえず,5分やってみる
とりあえず,やってみるの精神です。
この精神はなんだかんだで強いです。
「とりあえず,5分やってみよう。」が7分になり,10分になり,15分になっていきます。
③早く終わるものから片づける
宿題がいくつかある場合は,早く終わるものから手を付けます。
そうすると「これが終わった。こっちも終わった。あとはこれだけか。」とゴールが見えてきますね。
ゴールが見えてくると「よしっ」と気持ちもさらに乗ってきますので,ますますスピードアップし,集中します。
④締め切りを自分で決める
宿題をやり始めて気を付けることは
『だらだらしない』ということです。
時間無制限で宿題に取り組むとだらだらになってしまい,最後には「もうこれぐらいでいいか。またあした。」振り返ってみると,あまり進んでいないという状態になります。
そうならないように『いつまでにこれを仕上げる』と自分で締め切りを決めましょう。
たとえば,「このページを今からやろう。そうだな,20分ぐらいかかるかな」と思ったら,15分を締め切りにするのです。
そうするとかなり集中力が増しますよ。試してみてください。
⑤振り返り,喜ぶ
昨日に比べて,
進歩していることを喜びましょう。
ほんのちょっとしたことでいいんですよ。
「昨日は問題を3問解いたけど,今日は5問解いた。」
「3日前に覚えた漢字をまだ覚えてた。」
そんなちょっとしたことを,
いちいち喜ぶんです。
そうすると楽しくなりますし,確実に前に進んでいる自分を認識することが出来ます。
それがまた,明日の行動の原動力になります。
宿題のやる気が出なくてもやる方法!ちょっとしたことで出来ます!まとめ
宿題のやる気を出すには,
必要以上にやる気を上げないこと。
やる気を上げると必ず下がりますから。
やる気が下がったら,またやらなくなります。
宿題をやる原動力を”やる気”ではなく,”習慣”にしよう。
そのためには,
➀小さく始める
②とりあえず,5分やってみる
③早く終わるものから片づける
④締め切りを自分で決める
⑤振り返り,喜ぶ
この5つが大切です。
さぁ,あなたもやる気を上げすぎずに,宿題をやっていきましょう。
あなたのお役に立てれば,うれしいです(#^.^#)
最後までお読みいただき,ありがとうございましたm(__)m