「中学受験、どうしようか…」
小学3〜4年生になると、周囲から塾や受験の話を聞く機会が増え、
自分の子にも受験をさせるべきかどうか、悩み始めるご家庭は少なくありません。
塾に通わせるべき?
今のままでいい?
でも、周りが受験準備を始めていると、焦りも感じてしまいますよね。
この記事では、26年の学習指導経験をもとに、
「中学受験をさせるか迷っている親御さん」が後悔しない判断をするために
考えておきたい5つの視点をお伝えします。
最後までお読みいただきますと幸いです!
子どもの「性格」と「学習スタイル」を見極める
中学受験は、子ども自身がある程度の自律性や集中力を持っていないと、
途中で息切れしてしまいます。
✔ 例えばこんな性格タイプは要チェック
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毎日の宿題をきちんとこなせる「コツコツ型」
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一度教わると理解が早い「要領型」
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先生や親のアドバイスを素直に受け止められる性格
これらは、中学受験に向いているタイプの一例です。
逆に、
・人の話を聞くのが苦手
・集中力が極端に続かない
・自信がないことに強い不安を感じる
このようなタイプの子どもは、工夫や慎重なサポートが必要です。
性格に合わない受験スタイルを選んでしまうと、親子で苦しい数年間を過ごすことになります。
家庭の教育方針と中学受験の相性を考える
「できる限り子どもの自主性を尊重したい」
「競争よりも、じっくり考える力を育てたい」
そんな方針をお持ちのご家庭にとって、中学受験のスピード感や偏差値主義の空気がストレスになることもあります。
もちろん、受験勉強のなかで得られる学力や粘り強さもありますが、
家庭の価値観とズレがあると、受験そのものが苦痛になりやすいです。
あらためて、家庭として「どんな教育を理想とするか?」を話し合うことが、
判断材料になります。
経済的・時間的な余裕はあるか
現実的な話ですが、中学受験にはお金と時間がかかります。
💰 塾代の一例(首都圏)
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小4:約1〜2万円/月
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小5:約2〜4万円/月
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小6:約4〜7万円/月+講習費
これに加えて、模試代、交通費、教材費、入試前の直前講座など、年間で数十万円〜100万円以上になるご家庭も少なくありません。
また、共働き家庭では、送迎や学習サポートの時間確保も大きな課題になります。
兄弟姉妹がいる場合は、「上の子に集中しすぎて下の子のケアができない」などの問題も起こりがちです。
親子の関係性とストレス耐性を考える
中学受験は、親子で一緒に走るマラソンのようなものです。
親が「ちゃんとやりなさい!」と言いたくなる気持ちも、
子どもが「もう無理…」と感じる瞬間も、何度も出てきます。
ここで重要なのが、ふだんの親子関係です。
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親が感情的になりがちなタイプ
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子どもが言われると反発しがち
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完璧主義で失敗が苦手な親・子
こうした傾向があると、受験によって親子の関係が悪化するリスクがあります。
逆に、失敗しても受け止められる親子関係ができていれば、どんな結果になっても「やってよかった」と思えることが多いです。
「やらなかった場合」のシナリオも想像してみる
中学受験をさせるかどうか、迷っているときこそ、**「やらなかった未来」**についても想像してみましょう。
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公立中学に進学した場合、どんな選択肢があるのか?
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高校受験でリベンジする、という選択肢もあるのでは?
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もしかしたら、今よりあとに伸びるタイプかもしれない
受験する・しないのどちらにも、それぞれのメリット・デメリットがあります。
「今この瞬間しかない」という思い込みではなく、“長いスパンでの進路”として考えることが大切です。
通塾以外の選択肢もある|迷っている今こそオンラインの活用を
「毎日の送り迎えはつらいだろうな」
「うちの子に合っているかわからない」
「まずは家庭で様子を見たい」
そんなご家庭には、オンラインを使った中学受験準備も一つの選択肢です。
たとえば、ネット家庭教師【家庭ネット】では、子どもにあった先生を選ぶことができ、何よりもオンラインですから、しっかり勉強できているかどうか、目の前で確認することができることがメリットですね。
塾への送り迎えがないのも親として、ありがたいですね。
まとめ|迷って当然。でも「納得して決めたかどうか」が大切
中学受験をさせるかどうか、迷うのは親として自然なことです。
どんなに調べても、正解はわかりません。
ですが、「自分たちで考えて、納得して出した判断」であれば、
あとで後悔することは少なくなります。
他の家庭と比べず、**「うちの子にとって、今何が必要か?」**を軸にして、
焦らずゆっくり考えてみてくださいね。