秋からの過去問演習、「解いた後にどう復習させればいいのか分からない」「丸付けをして終わりになっている」とお悩みではありませんか?
特に算数は過去問をただ解くだけでは1点も伸びません。 算数の合否を分けるのは、解いた後の「直し方(解き直し)」です。
今回は、直前期(1月)に成績がぐんぐん伸びる子が実践している「算数・過去問直しノートの作り方」を具体的に解説します。
※過去問で点数が届かず焦っている方は、まずは [こちらの記事] からご覧ください。
やってはいけない!成績が伸びない「NGな過去問直し」
まずは、よくある間違いからチェックしてみましょう。お子様が以下の直し方をしていたら注意が必要です。
✕ 解答・解説を読んで「わかった気」になって終わり
解説を読んで「あ、こうやるのか」と納得して終わりにするパターンです。「理解できること」と「自力で解けること」は全く別物です。
頭でわかっていても、実際に手を動かし見ると「えっ、どうするんだっけ?」となる場合がよくありますよね。しっかりと手を動かして、自力で解けるかどうかを確認しましょう。
✕ 式や考え方を書かず、答えだけをノートに写す
赤ペンで正解の数字だけを書いても、何の意味もありません。入試本番で求められるのは「答えに至るまでのプロセス(立式)」です。
順序立てて式を書いていき、解き方の流れがとても大切です!
✕ 間違えた直後にすぐ解き直す
解説を見た直後に解き直すと、解説の記憶で解けてしまいます。「本当に理解できたか」を確認するには、少し時間を置く必要があります。
合格を引き寄せる!算数「過去問直しノート」の作り方3ステップ

では、どのようなノートを作ればよいのでしょうか。おすすめは、B5〜A4サイズの「見開きノート」です。
ステップ1:左ページに問題のコピー、右ページに「自分の式」と「解説」
ノートを開いた状態(見開き)で使います。
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左ページ: 間違えた問題(特に正解すべきだった問題)のコピーを貼る
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右ページ: 上半分に「解いた時の自分の式(どこで間違えたか)」、下半分に「正しい解き方と図・式」を書く
このように整理しておくと、後から見返した時に「どこで思考が止まったのか」が一目で分かります。
ステップ2:「なぜ間違えたか」の理由を一行でメモする
右ページの一番下に、間違えた理由を短く書き残させます。
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「途中の計算ミス(3×8=21と書いた)」
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「問題文の『四角形の面積』を見落とした」
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「解き方の公式を忘れていた」
自分の弱点を言語化することで、なぜ間違えたのかの記憶が増して、次のテストでのうっかりミスを防ぐ意識が芽生えます。
ステップ3:「3日後」と「1週間後」に何も見ずに解き直す
ノートを作って満足してはいけません。 間違えた問題は、「3日後」と「1週間後」の計2回、何も見ずに真っ白なノートに解き直させます。自力で最後まで完答できて初めて「過去問を1年分クリアした」と言えます。
親がサポートできる2つのポイント
小学生が一人でこのノートを作り、スケジュール管理までするのは不可能です。ぜひ保護者の方が以下の2点をサポートしてあげてください。

1. 「コピーとノート貼り」の作業を手伝う
問題を切り取り、ノートに貼る作業は親がやってあげてOKです。お子様には「解き直し」という思考作業に集中させてあげましょう。
2. 「捨てる問題」をあらかじめ弾いてあげる
合格者平均点が低い難関校の場合、正答率が極端に低い「捨て問」が存在します。解き直しノートに入れるのは「解くべきだった問題(合格ラインに必要な問題)」だけにして、難問は思い切ってカットしてあげてください。
💡 親だけでの過去問分析や「捨てる問題」の判断に限界を感じたら… 算数の過去問で「どの問題を解き直すべきで、どの難問を捨てるべきか」の判断は、保護者の方にとっても非常に難しい作業です。また、お子様が親の教えに反発してしまうことも珍しくありません。 もし「過去問のサポートで限界を感じている」「効率よく志望校対策を進めたい」とお悩みの場合は、プロの力を頼るのも賢い選択です。 中学受験専門の [個別指導塾ドクター] などのプロ指導では、志望校の出題傾向とお子様の答案を分析し、「今解き直すべき必須問題」をピンポイントで指導してくれます。プロの客観的なアドバイスを取り入れるだけで、秋からの算数の伸びがガラリと変わりますよ。
まとめ:過去問直しノートは直前期の「最強のお守り」
1冊のノートに自分が苦手な問題と正しい解き方が蓄積されていくと、入試直前の1月には「自分だけの最高の弱点克服テキスト」が完成します。
試験当日の朝、このノートを会場に持って行き「これだけ解き直したんだから大丈夫!」と見返すことで、お子様の大きな自信(お守り)にもなります。
最初は時間がかかりますが、ぜひ今日から1問ずつ積み上げていきましょう!
